こんにちは。
院長の佐藤博宣です。
本日来院された患者さんは、セラミックのかぶせものや義歯が完成して1年半になったところでした。
患者さんから、「以前より歯間ブラシがきつくなったので大丈夫ですか?」との質問を受けました。
その原因は、精密につくられたセラミックのかぶせものに対して歯肉がフィットしてきたことによるものでした。
1年半前の完成時
本日の状態
写真を比較すると、歯肉の色も赤みがとれて健康的な色になり、歯と歯の間の歯肉の形がセラミックに寄り添って上がってきているのがわかります。
「歯間はブラシがきつくなってきた」のは正しい判断で、歯を守る歯肉が引き締まって良くなってきている証拠です。
こうなるためには
①セラミックのかぶせものが精密につくられていること。
②歯磨きが上手であること。正しい歯ブラシの圧力で丁寧にブラッシングをし、正しいサイズの歯間ブラシを上手に使用出来ている。
の両方が必要です。
こちらの患者さんは、とても歯磨きや歯間ブラシのホームケアが上手な方で、お手本として皆さんに歯磨きのコツを教えてもらいたいと思う程です。
磨き残しによる歯肉の炎症は全くありません。
また義歯を使用されていると、義歯に接する箇所の歯には磨き残しが出やすいのですが、顕微鏡で拝見してとってもきれいです。
もし、歯間ブラシがきつくなった、うまく歯間ブラシが入らない、歯磨きの仕方が不安などの際は、スタッフに相談ください。
その時の正しいサイズの歯間ブラシや歯ブラシの使い方をお伝えします。
歯間ブラシは無理に大きいサイズを入れていると、歯肉を傷つけたり、歯肉退縮を引き起こします。
逆に細すぎても歯間ブラシで汚れがきれいに取れません。
皆さんも、この患者さんのようにお手入れを頑張って、歯を大事にされてください!