歯肉の黒さは治せます。(ガムホワイトニング)

こんにちは。

院長の佐藤博宣です。

「歯肉が黒くなっているのことが気になる」という患者さんが来院されました。

拝見すると、昔にかぶせる治療の際、歯肉に刺さってしまった金属片の影響によるものでした。

昔は金属の土台を使用することが多く、かぶせる際に土台の金属を削るため、削りカスが歯肉に刺さってしまうことがありました。

これをメタルタトゥーと言います。

歯肉の表面ではなく、深部に金属片が刺さっています。

最近は金属の土台を使用しないことが多く、このようなメタルタトゥーは起きづらくなってきています。

治療法は、麻酔をして内部の金属片を取り、歯肉が痩せないようにそっと縫合します。

当日。顕微鏡にて行う最小限の傷のため、痛みや腫れはありません。

1週間後、抜糸します。

2か月後すっかり治っています。

また別の患者さんは「歯肉が昔から黒いのが気になっていた」とのこと。

こちらはかぶせものや差し歯の治療歴は無く、歯肉が広範囲に黒い状態でした。

原因は体内の色素、メラニンの沈着によるもので、前歯を中心に歯肉の表面が黒変しています。

歯肉表面のメラニンの沈着

もちろん病気ではありません。

笑った時に見えやすい方なので、気になっていました。

治療法は、薬剤を用いて歯肉の表面を一層焼く、剥くイメージです。

表面が白くなり、2日ほど多少ヒリヒリする程度です。

2週後、きれいに治っています。この方は歯のホワイトニングも行いました。

人によっては、歯肉の少し深くまでメラニン色素がある場合、取り切れない部位に2回目の薬剤塗布を行う場合もあります。

薬剤を塗るだけなので、時間は2分ぐらいで処置は終わります。

気になることがありましたら、お気軽にスタッフまで相談ください。

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