こんにちは。
院長の佐藤博宣です。
歯科医院に来院するきっかけは ①取れた ②痛い が昔から多いと言えます。
最近は、新型コロナウイルスにより歯科に行っていないので、定期的に検査、チェックをしてほしいという方も増えています。
かぶせもの、つめものの脱離の話ですが、脱離するには必ず原因があります。
1,虫歯
2,歯の破折
3,強いかみ合わせ
4,ぶつけた
5,セメントの接着不足
等が挙げられますが、上記の要素がいくつも重なって脱離が生じることが多いです。
「脱離したので、再度つけてほしい」という患者さんの声も良く聞きますが、原因を改善しないとまた脱離します。
つめものが、フロスで浮いたとのこと
内部はやはり虫歯になっています。
前歯が取れたので再度つけてもらったとのこと
内部が虫歯と歯肉の内部の歯根破折を生じています。
とれたかぶせものに折れた歯の一部がくっついています。
一度つけたものが脱離する際には、歯にダメージを受けることが多いです。
太い金属の土台(芯棒)が、かみあわせにより脱離する際に、歯根破折を引き起こします。
大体が、脱離しかけている状態で毎日使用しているうちに、何かの拍子によって脱離してきます。
気づかぬ間に脱離しかけの際に、内部に細菌の侵入し内部に汚染が生じ、虫歯や歯根破折が生じます。
そのため、脱離したかぶせものをそのまま再度くっつけておしまい、というケースは稀です。
毎日使用している歯ですから、何か違和感を感じたら早めの対応により、大きな問題にならずに済むこともあります。
予兆がある場合と無い場合があるのですが。
何か気になることは、スタッフまでどうぞ。