こんにちは。
院長の佐藤博宣です。
余談ですが先日、スタッフが私の誕生日のお祝いをしてくれました!
いつも頑張って仕事をしてくれる、優しいスタッフに感謝です(涙)!!
さて今回は、安定の優れた義歯は快適で良く噛めて、必ず長持ちするという話しです。
こちらの患者さんは、ご家族の世話に追われ、自分の歯の為に通院することが出来ないままになってしまった、とおっしゃっていました。
虫歯が深く進行してしまい、上の歯はすべて抜歯、下の歯は4本以外は抜歯する必要がありました。
治療方針は、上は総義歯。下の4本の歯は2本ずつきちんと連結してかぶせた上、部分義歯になりました。
初診時
現在10年後
多少歯肉が退縮してきていますがほぼ変化はなく、調子は良いとのことです。
洗面所で義歯を洗っていた際に、落とされて欠けてしまい、補修した程度です。
10年後のレントゲンも問題はありません。
歯間ブラシと歯ブラシもお上手で、義歯も歯もいつもとても清潔にされています。
お家でのケアの良さが長持ちの第一歩です。
また、必ず定期的な当院でのクリーニングをされていますが、歯にとってはとても大事です。
下の写真は、下の義歯の裏側が歯茎の土手とどの程度ピッタリしているかのテストです。
10年後でも義歯は安定していて、食べ物も義歯の裏側に入り込みません。
患者さんからも、食事中に義歯の下にほとんど物が入らないとのことです。
また秘訣のひとつには、かぶせものにくぼみ(溝)が掘り込まれている形状になっており、かみ合わせの力を義歯とかぶせもの両方にしっかりと伝える役割をしています。
2本ずつ連結した、精密なかぶせもの。歯にくぼみ(溝)がつくられています。かんさ
精密に作製された義歯は、歯のくぼみ(溝)にぴったりフィトしています。
精密なかぶせものと、精密な義歯により、10年ぐらいでは全く問題なく経過しています。
こちらは別の患者さんですが、歯周病と虫歯があり、歯がぐらぐらしはじめ来院されました。
初診時
先日、治療は終了したところですが、義歯はとても安定していて、食事で動かず良く噛めて調子良いとのお話しでした。
終了時
初診時と比べて、歯肉の炎症のある赤い色が改善しているのも大事なポイントです。
この義歯も安定を良くするために、針金をかける歯をくぼみ(溝)のあるかぶせものできちんと治しています。
また、硬くて薄い金属のコバルトクロムという金属の義歯のため、患者さんもとても薄くて違和感がないと喜ばれています。
この患者さんも長持ちすると良いですね。
ご家族の方が、父母の義歯のことで相談されることも良くあります。
長生き健康はお口からです。
何かありましたらスタッフまでご相談ください。