こんにちは。
院長の佐藤博宣です。
階段で転倒され、前歯が折れてしまった方の話です。
お子さんから大人、ご高齢の方まで転倒により前歯をぶつける方はたまに来院されます。
一概に破折と言っても、歯冠破折と歯根破折の２つに分かれます。
歯冠破折であれば、歯の神経を取るかもしくは取らずに歯を修復することが可能です。
一方、歯根破折とは、歯の根の奥まで破折してしまっている状態で、多くは抜歯となってしまいます。
この男性の方は、階段から転倒されて歯を折ってしまい、来院されました。
口唇も切れてしまい、痛そうですね。
腕には三角巾を巻かれて来院され、肋骨も折られたとのことでした。
ぐらぐらになっているところもあります。
レントゲン画像でも破折線を認めます。
左側の1本は、裏側が歯肉より下３ｍｍぐらいまで割れてしまっています。
神経の処置を行った後のレントゲン画像
4本のジルコニアセラミックにて修復しました。
まだ外科を行った一部歯肉が完全に治る前に作製し、今後に歯肉とセラミックを調和させていきます。
夜間の無意識のブラキシズムに対して、就寝時はプロテクションスプリントを装着していただいています。
皆さんも転倒にはお気を付けください。
