こんにちは。
院長の佐藤博宣です。
6～9歳の前歯は乳歯（子供の歯）と永久歯（大人の歯）が混在する時期です。
この時期に前歯が窮屈だと、必ずと言っていいほど大人の歯はガタガタの叢生という状態になります。
このお子さんは前歯上4本、下4本が永久歯に生え替わっていますが、かなり窮屈にぎゅうぎゅうです。
下の歯はすでに重なりが出てきていて、上の歯はちょっと出っ歯かなといったぐらいですが、犬歯が八重歯といって外側に生えてくる可能性が高いです。
レントゲンで見ても、大きめの犬歯が出てくる場所が狭く、困っている状態です。
小学生の低学年ぐらいは、大人の話も十分理解してくれて素直であり、比較的受験等の無く時間がとれる時期なので、矯正治療には適しています。
学校の健診で叢生がひっかかるぐらいは、重度な叢生と言えます。
この時期は、健診で問題なくとも、歯医者でお口のチェックとレントゲン検査をおすすめします。
現在のレントゲンは非常にX線被ばく量も少なく、正確です。
また、永久歯の歯の卵が足りないことがわかったり、歯の大きさも予想出来ます。
すきっ歯と言って発育空隙の無いお子さんは、歯科で相談されると良いです。
